探偵チームKZ事件ノート 初恋は知っている 砂原編 (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2020年12月16日発売)
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本棚登録 : 253
感想 : 8
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結論から言うと今回も面白かった。面白かったけど、読了後違和感が消えない。色々モヤモヤするものがありすぎて次作でそれらが全て解決するのかも怪しい。今作のタイトルが砂原の初恋であることが全てを物語っている気がしてならない。もしかすると砂原がもう出てこないという暗示なのかもしれないと思うと読みながら怖くなってきてしまった。
久々のマスクルージュの登場でシュンサクライ氏を思い出したり翼の登場により以前のカッズが懐かしく感じたりと、過去の総ざらいのような一作だった。フランスの歴史に関する用語が沢山出てきて自衛隊のことも知れてまたひとつ勉強になった。
様々な出来事が連続して重なり合い一気に解決したという印象が今回は強い。次作で今作の様々な違和感な要素を回収してくれたら安心出来るなぁと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年12月27日
読了日 : 2020年12月27日
本棚登録日 : 2020年12月27日

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