ブラームスはお好き (新潮文庫)

  • 新潮社 (1961年5月12日発売)
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本棚登録 : 1670
感想 : 136
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サガンは2作目。悲しみよ~は少女の小説だったけど、こちらは変わって30代後半の女性の話。
これは確か紀伊国屋書店の年齢別オススメ本フェアで見つけたのだよな。本店の二つの階段に、1歳から80歳までへのオススメの本が示してあると言う。こういう手の込んだフェアは好きよ。
んで、この本はたしか25歳にオススメされていて。あぁ、読まねば!と思って 買ったのだ。25歳というのは主人公が一度目の結婚の幸福を「皮肉に感じた」ことのある年で(おそらくその後離婚と自立を決意する)、また39才の主人公を熱烈に愛するシモンという美青年の年齢でもある。
僕は25を過ぎてちったぁ分別もつくようになってきたなぁ!なんて思っていたけど、「これから先も悩み苦しむことは死ぬほどあるんだろうなぁ」なんて考えてみればあったりまえなことを思ってしまって。僕の目の前に立ちはだかる人生というやつが改めて疎ましくそして楽しみになるようなお話でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外小説
感想投稿日 : 2015年2月10日
読了日 : 2015年2月10日
本棚登録日 : 2015年1月2日

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