ナオミとカナコ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2017年4月11日発売)
4.09
  • (146)
  • (170)
  • (76)
  • (12)
  • (3)
本棚登録 : 1487
感想 : 134
4

池井戸潤は『アキラとあきら』、奥田英朗は『ナオミとカナコ』、ややこしい(笑)。前者の720頁には及ばないものの、後者も550頁超で持ち歩くにはじゅうぶん分厚い。しかしそんな不満も無用、出先で80頁ほど読んだ後、家で頁をめくる指が止まらず読了。

唯一の親友同士、直美と加奈子。加奈子の夫がとんでもないDV亭主だと知り、いっそ殺そうと。殺しに至る話もまぁスリリングだけど、直美が勤務する百貨店外商部の話に私は目からウロコ。池袋チャイナタウンを統べる朱美、最初はなんじゃこのオバハンと思ったけれど、頼りになります。ほしいのは、絆と逞しい人。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 既読(2017年)
感想投稿日 : 2017年7月16日
読了日 : 2017年7月16日
本棚登録日 : 2017年7月16日

みんなの感想をみる

ツイートする