てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店 (1965年11月1日発売)
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感想 : 479
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ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、ウクライナ民話であるこの絵本は注目を集めています。5552さんが書かれた絵本・『てぶくろ』のレビューを読んで、もう一度絵本を開きたいと思っていてやっと。
先日A新聞にも『てぶくろ』が取り上げられ、最後に来たのっそり熊がてぶくろに無理やり入り込み、以前にいたくいしんぼねずみ、ぴょんぴょんがえる、はやあしうさぎ、おしゃれぎつね、はいいろおおかみ、きばもちいのししたちを追い出す様子を、ウクライナ侵攻と結び付けてありました。
30年前に息子たちに読み聞かせした時、小さなてぶくろを差し出し「お母さん、手袋にねずみやカエルが住むのはわかるけど、オオカミやイノシシが住めるはずがない」と、見向きもされませんでした。おじいさんの全体像も描かれていなかった。
あれやこれやと教訓などの考察論議は棚上げして、絵本の世界を満喫しましょう! とやかく言わず5552さんのユニークな仮説にもろ手を挙げて賛成です。
 
  5552(コニー)推す痛快仮説
          ”てぶくろ”は巨人の国の伽噺らむ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2023年2月3日
読了日 : 2023年2月3日
本棚登録日 : 2023年3月1日

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コメント 4件

5552さんのコメント
2023/03/10

しずくさん、おはようございます。

『てぶくろ』再読されたんですね!
私の通う図書館にも、ウクライナ侵攻に紐づけてこの絵本が展示されていました。
A新聞の解釈もなるほどなあ、と、思いました。
民話というのは、辛いけれど伝えておかなければならない記憶を、物語に託して語り継がれるものなのでしょうか。
私の解釈、懐かしい!
ちょっと、ツッコミ入れられそうな解釈ですけどねっ。
5552の名前の入った挨拶歌も嬉しいです!

<ひとしずくシロップたらりカンパニュラ朝の珈琲甘くてほろり>

恥ずかしながら返歌です。
カンパニュラの花言葉は感謝、誠実だそうです。
レビューありがとうございました!

しずくさんのコメント
2023/03/11

5552さん、おはようございます!
お名前を出したら迷惑かなとためらったのですが勇気を出して入れてちゃいました。久しぶりに詠んだのでこちらこそ恥ずかしい限り(^_-)-☆
返歌まで戴き嬉しかったです! 
ありがとうございました。
『挨拶歌』というのは初めて知りました。
ぐぐってみたけれど見つけられないの・・・。

5552さんのコメント
2023/03/11

しずくさん、お返事ありがとうございます。

挨拶歌、たしかにぐぐっても出ませんね。
前に読んだ本で、歌人の穂村弘さんが漫画家の萩尾望都さんに、萩尾さんの名を入れた短歌を贈っていたんです。
もしかしたら、「挨拶歌」という言葉ではなかったのかもしれません。

しずくさんのコメント
2023/03/12

再返信をありがとうございました。
もしかして贈答歌ではないのよね?!
穂村弘さんの本はほとんど読んでいないのですが、彼だったら造語で生み出した可能性はありうる。 
頭の隅っこに留め置いて、巡り合うのを楽しみに!

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