算数も数学もましてや物理などもっての外、大嫌いな私ー、サブタイトルに「さんすうのむかしばなし」とありちょっと迷いました。でも、そんな絵本っていったいどんなものと好奇心が勝ちました。
伝統的なインド細密画にコンピーューターでレイアウトしてある図柄はまさにインド風。
けちんぼの王様から、ご褒美を貰えることになったラーニの知恵! 王様所有(元は村人たちの寄進米)のかごからこぼれた米粒を拾い集めたラーニは、王様に届け出ます。感激した王はご褒美を取らせるとラーニに云いますが、ラーニは「今日はお米を一粒だけ下さいませ。そして30日の間それぞれ前の日の倍の数だけお米を戴けませんか」と応えます。「ささやかなものだわい、確かに聞き入れたぞ」と王は安請け合い。最初は1粒のお米。次の日は1×2で2粒のお米。さらに翌日は2×2で4粒のお米・・・。ラーニは1ケ月経つと1073741823と10億以上の米粒に膨れ上がる計算をしていたのです。
数字を並べられてもピンと来ませんが、日々増えていくお米の量が圧倒的に描かれていました。30日目の最後の日のお米の量の凄さにびっくりさせられます。見開き4ページに描かれていて、圧巻です。
数字に疎いのを悔い改めようと少々反省。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2018年12月13日
- 読了日 : 2018年12月13日
- 本棚登録日 : 2018年12月13日
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