ハラスのいた日々 増補版 (文春文庫 な 21-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (1990年4月10日発売)
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本棚登録 : 243
感想 : 34
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一月末に愛犬レモン(ミニチュアシュナウザー雌10歳10ヶ月)を亡くし、たまたま新聞の本紹介(犬がテーマ)で目に留まり、早速図書館で借りて読みました。 いやー 泣きましたね。 結構古い本なのに昔な感じがしなくて、愛犬を亡くされた方々は、皆こんな気持ちになってるのかと思いました。 正直こんなに悲しくなるとは自分でも想像できませんでした。 おそらく自分の親が亡くなるより悲しいと思います。 犬って言葉をしゃべらないでしょ。 でも飼い主にはその子がなにを訴えてるかがほぼ理解できるんですね。
それでいて、留守番させられたりしてもご主人が帰ってくると不満など訴えずに全身で喜びを表現するんですね。 そして最後のそのときまで苦しいはずなのに私達家族の傍にずっと寄り添って亡くなっていくのです。 そんな気持ちがこの本を読み進めていくうちに、みんなこんなふうに感じていたんだなと、心がすーとしました。 私の犬仲間にもおすすめしたい一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年4月21日
読了日 : 2012年4月8日
本棚登録日 : 2012年4月21日

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