やっぱり食べに行こう

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  • 毎日新聞出版 (2018年5月23日発売)
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1年の1/3は蓼科、1/3は東京とその他国内地方都市、1/3はパリとその他海外。フーテンの旅人マハさんのエッセイ。「楽園のカンバス」の取材で長期滞在が2010年、以来19世紀末から20世紀初頭のパリ舞台の「アート小説」…私、マハさんのは「アート小説」以外しか読んだことないんだなぁ…。徹底的な取材ののち 「これはほんとうにあったのかも」と感じてもらえるように線引きはあいまいに、実在のアーティストにリスペクトた愛情を忘れずにというアート小説。「暗幕のゲルニカ」「楽園のカンバス」も読んでないけど面白そう。

「暗幕の」書く前の「ワールドツアー」マドリードで取材と称しリッツに泊まるなんて素敵!ニューヨークなベーグルの話見たらベーグル食べたくなっちゃった。純喫茶の思い出、わたも木更津方面ですんごい、昭和のドラマにしか見たことないようなサ店に行ったことあるわ、モーニングでトーストとゆで卵ついてくるのは今の若い子はコメダで慣れちゃってるだろうけど。旅友 御八家千鈴さんと10数年、年3、4回のぼよよ~んとグルメを楽しむ旅「ぼよグル」テーマも素敵。

「そば通の友人を納得させられる蕎麦屋を見つけ出すことは蓼科に移住した者に課せられた最重要ミッション」←ワカルーww美味しいものばかり食べてるかと思いきや歯ブラシで食べたカップ麺ての笑ったwwでもやっぱり、余呉の熊鍋、森美術館の森夫妻と共にテレンスコンラン卿の自宅で甘くて酸っぱい鰻のママレードサンドイッチなんて人脈が違う!牡蠣の生まれ変わりのマハさん、私だったらなんだろー

人脈も違うけど、洛中洛外図屏風を見るために山形米沢へ滞在時間2時間半の強行軍、とか礼文島 海鮮処かふかのウニの踊り食いとか、行動力がやっぱり半端ないな。20歳の頃雑貨屋で週1バイトで給料月1万ちょいなのにMoMAの3千円のダイアリー買うアート好きマハさんが10数年後にMoMA勤務、作家になってからもMoMAに訪れるたびに「ただいま」って思うエピソード素敵…寄贈の夢も叶うよきっと

ギャラリストの白石正美さん旧知らしいスカイ・ザ・バスハウスのオーナーと上野桜木あたりのそらまめ食堂でご飯なんて!素敵!何回も足運んでるのに毎回休館日に当たってる私、次回はぜひ銭湯に行きたいっ!日本にオープンした通称トヨさんのガストロノミー、日本一美味しい寿司が食べられる沖縄のペンション、そして「かもめ食堂」のヘルシンキ。ぐわー!今年こそ絶対「かもめ食堂」見てシナモンロール作る!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年7月1日
読了日 : 2018年6月15日
本棚登録日 : 2018年7月1日

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