だから牡丹が好きやねん 2 (プリンセスコミックス)

著者 :
  • 秋田書店 (1989年8月1日発売)
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本棚登録 : 16
感想 : 2
5

ずっごい好きだったんだよねえええ〜、特にこの巻。ああ・・・懐かしき90年代・・・。
牡丹はこの巻で終わって、その後「TWO」やって、終わったはずの牡丹が再開して8巻まで続くんですよな。そんなわけで、牡丹2巻までと3巻以降はかなり別もんです。3巻以降も好きなんだけど、思い入れと言ったらやはりこっちになってしまうわけで・・・。
大阪下町を舞台に、母子家庭で苦労して育ってきた少女・牡丹が主人公。ツッパリ母ちゃん桜は突然ヤクザのよーな風貌の男・総領と結婚。しかし桜はすぐに病死してしまい、突然父親になった男と「家族」としての生活が始まるのでした、とゆーお話。
そもそも読み出した理由は、牡丹の恋人候補として出てきた五十嵐くんのモデルが当時最高潮に燃えていたアニメ「魔神英雄伝ワタル」の虎王様だと聞いたからです(笑)
なので五十嵐くんもチョー好き(笑)虎王様だけじゃなくって、トトロの男の子(名前忘れた)とか好きな人にもアピールするキャラだと思いますわ〜。
でもなんと言っても、この作品で好きなのは画面なのよねー。この当時ってCLAMPのよーな、デッサンしっかりしててカッチリ作り込んでトーンをのっぺり張ったような画面が大勢を占めていた気がする・・・。
で、その点山田先生の絵はデッサンもどこ吹く風で危ういんだけど、そのあやうさがたまらない魅力でな〜。もう一昔前の漫画のような画面、萩尾望都とかのように、2ページ見開きで構成された柔らかい画面がものすごいツボだった。めっちゃマネしたな〜。2ページ見開きで鯉のぼり!どだ!!とかサイコーだ〜。
他にもいろいろ好きな作品数あれど、山田先生で1冊、と言えばやっぱりこの牡丹の2巻です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: まんが
感想投稿日 : 2007年8月29日
読了日 : -
本棚登録日 : 2007年8月29日

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