櫻子さんの足下には死体が埋まっている 狼の時間 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2016年1月22日発売)
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感想 : 47
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phantomに翻弄される正太郎。なぜそうなる、と思いつつも彼が思った遺書の最後、櫻子さんへの思いは何て綴られる予定だったのか、と思うと若さ故の情熱と暴走と過信なのかな、と思います。櫻子さんも保護者的な視点から少し変わってあげられるといいのに・・・まぁ無理なのかな。花房の正体が少しは分かるかと思った中盤まで。結果として何も分からないままに終わってしまいました。何しか自殺願望の人達の理由は若干弱い気もしました。内海さんの引越し騒ぎはちょっと救われる温かさ。霊的現象なのかもしれませんが悪い霊ではなさそうです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文庫
感想投稿日 : 2016年11月24日
読了日 : 2016年11月24日
本棚登録日 : 2016年11月24日

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