空の境界(中) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2007年12月14日発売)
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本棚登録 : 2234
感想 : 110
5

どうも那須きのこは初めてで、特に地の文体に惚れたとかいうわけでもないので、この不思議な料理をどうやって食べたものか理解できなかったので、解説がとても役に立った。それでも中巻の前半はなんだかよく分からず、「とにかく魔術が出てきた良かった」と胸を撫で下ろし、解説が菊池秀行なので「伝奇だから…魔人の血斗的な概念で処理すれば…」と中盤まで乗り切り、終盤は急になるしまゆり的になってきて、要するに臙条の必死さがいじらしく人間的であったので、気持ちよく乗り切れた。
しかし黒桐は思わせぶりに出てきてすかーっと外れたような印象。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年9月9日
読了日 : 2021年9月9日
本棚登録日 : 2021年9月9日

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