カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2012年10月16日発売)
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本棚登録 : 833
感想 : 78
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古き良き少女たちの時代錯誤的寄宿舎生活や階級故の不自由感、その優越差別の世界が狭い可愛らしさ。
…出身はファミ通文庫だそうで。…これだけ好みな設定てんこ盛りなのに今回講談社文庫版になるまで知らなかったわけだわ、と納得。これが男子に受けるとは思えない。家庭小説と云われたものたちを経て、ジュブナイル、ヤングアダルトを読み、日本のいわゆる少女小説を楽しんできたわたしのような世代にこそこの王道の美味しさは味わい深くそして萌えるでしょうとも!
第二次世界大戦直前の世界の緊張、イギリスとインドの関係性もわかり易く面白く読めます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エンタメ
感想投稿日 : 2013年1月1日
読了日 : 2013年1月1日
本棚登録日 : 2012年10月26日

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