重耳(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1996年9月12日発売)
3.89
  • (66)
  • (89)
  • (85)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 750
感想 : 35
5

古代中国、春秋五覇の一人、晋の文公である重耳。

親子で、兄弟で、国同士で、滅ぼし滅ぼされで‥なんかもう‥な時代。
亡命生活19年。
重耳自身の強い思いというより、臣下たちの強い思いに導かれるうよに覇者となっていくところがおもしろいなと感じました。

春秋時代の「中国の伝統的な情意のありかたと行動」のようですが、重耳が亡命時代に自分たちを冷遇した人たちを許さず復讐をするところはちょっと‥と思ったのだけど、覇者となるには当然のことなのでしょうね。

「天命も天啓も、あたえられたときに受けねば、二度と得られぬであろう。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月29日
読了日 : 2020年7月24日
本棚登録日 : 2024年2月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする