勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫 ち 9-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2020年3月10日発売)
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感想 : 86

社会問題を知れば知るほど、他の問題にも絡み合ってる複雑な状況を知って、情報の刺激を受けすぎて、何からやればいいのか、何がしたいのかわからなくなってしまった時に出会った本。

深く勉強する=ノリが悪くなる
その逆=周りに合わせて動く生き方

これにすごく共感していて、一年前の自分が読んでも分からなかったかもしれない。でも「ノリが悪くなる段階を通って新しいノリに変身するという時間がかかる勉強法」を経て、①みんなでワイワイやれる自分、から、②昔の自分がいなくなるという試練を経験した。驚くほどに辛かったけど、③その先で来たるべきバカに変身する。まだしてないけど

この本いわく、勉強≠同じままの自分+新しいスキル。むしろ、勉強=自分の破壊=自由になるため、今までのノリから解放すること

「日本社会は同調圧力が強くて、ノリが悪い者は排除され、出る杭は打たれる。その上限界を破って自分の新しい可能性を開くため、今までできてたことができなくなる=能力の損失が起こるかもしれない。それでも勉強するのか?」といったような問いに対して、わたしはどう考えるのかなあ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月27日
読了日 : 2020年7月8日
本棚登録日 : 2020年7月4日

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