今こんな人たちがいたらアウトだと思われるような、大学がゆるかった頃の文学部の研究者の様子をかなり大袈裟に面白おかしく描いた話。
大学の組織やルール、作家の紹介など文学に関する注釈がついている。そして、講義部分は、文学部ではこんなことを学ぶのかと参考になったが、自分には向かないと再認識。
学内でどうやって地位を得るために、日々、嫌な飲み会に付き合ったり、上司にさえも奢ったり、なんだかくだらない大変さがあることが延々描かれていてウンザリ。これを今の若い人たちが読んだら、益々研究者志望の人が減りそう、と余計な心配をしてしまった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年12月24日
- 読了日 : 2021年12月23日
- 本棚登録日 : 2021年12月24日
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