歴史哲学。社会的に論じているのではないので、表現するのが難しいが、本当に人間の心理的な部分に触れたり、読んでいてとても引き込まれた。後半は特にそう強く感じた。著者も終章で書いているが、「この本は自分が世界を生きることに結びついた仕事」とあって感銘を受けた。戦争を経験した世代で、巻き込まれたのだ。計画から完成まで5年掛かっているとあるが、重みを感じる一冊だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
岩波新書
- 感想投稿日 : 2022年5月7日
- 読了日 : 2022年5月6日
- 本棚登録日 : 2022年5月6日
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