フェル博士シリーズです。
クイーン・ヴィクトリア号で2つの盗難事件と殺人事件が起こります。
カーの作品中でもっともファルスの味の濃い作品だと言われていますが、たしかにドタバタしていました。
初めの方はゴチャゴチャとしていて話の流れが分かりづらかったのですが、読み進めていくうちにそのゴチャゴチャが面白く感じられるようになりました。
エメラルドが消えたり、死体が消えたりと忙しい話の流れですが、そんな謎も安楽椅子探偵のフェル博士によって解決されます。
読み終わって、本書は好き嫌いが別れる作品だなと感じました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年12月18日
- 読了日 : 2010年10月4日
- 本棚登録日 : 2010年10月4日
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