一見地味な事件が実は天才的犯罪者による巧緻を極めた事件というのはよくあるパターンなんだけど、これも最後まではそういう雰囲気をかもしだしつつ最後には見事な肩透かしを食らわせられる。それがまた気持ちいい!相変わらずな迷探偵っぷり。今回シェリンガムに視点が固定されていてその思考過程や捜査が語られて純粋に近い論理的推理小説を見せてくれる。ま、それが壮大なミスディレクションなんだけど。他の部分もユーモアやらなんやらで読むのが面白いこと!やっぱバークリー最高!
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2005年2月4日
- 本棚登録日 : 2005年2月4日
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