海のある街を舞台に、様々な人々の心情を描く。
飛鳥井さんの作品の中で、一番大人っぽい作品かも。
以下、引用。いちばん好きだな、と思ったフレーズ。
”もうすぐ尚人は、唇を私の唇に重ねるだろう。私はきっと、それを赦してしまう。自分から舌を絡めてしまうかもしれない。
もし、このあと。私が尚人にキスを赦してしまってもーーー。それは私のせいじゃない。
ざざん、ざざん。
それはきっと、海のせいーーー。
たぶん、ぜんぶ、海のせい。”
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年12月27日
- 読了日 : 2012年12月27日
- 本棚登録日 : 2012年12月27日
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