不慮の死を遂げた人々が生前誰を愛し、誰に愛され、感謝されたかを聞き「悼み」の旅を続ける主人公、静人。
彼の行動に心を揺さぶられる蒔野や倖世もまた、重い枷を背負っている。心を鷲掴みにされるような、怖いほどに純粋な静人の思いが描かれる。
読んでいて、気持ちのどこかがしんどくなってくる程に、自らの死生観を問われているよう。
どう結末を迎えるのか、下巻に続く。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月3日
- 読了日 : 2022年3月3日
- 本棚登録日 : 2022年2月27日
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