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『自殺欲求を「消えたい」と表現する、虐者された人々。彼らの育ち方、その後の人生、苦しみを丁寧にたどり、人間の幸せの根源を考える。解説_橋本治
精神科医である著者は、虐待された人たちが「死にたい」ではなく「消えたい」という表現で「自殺への欲求」を語ることに気付いた。そこには、前提となる「生きたい」がないのだ。彼らがどのように育ち、生き延びて、どんな苦しみを背負っているのかを、丁寧にたどる。そして、立ち直っていった経緯を明らかにする中で、人間の存在の不思議さと、幸せの意味に迫る。』(「 筑摩書房」サイトより)
『消えたい: 虐待された人の生き方から知る心の幸せ』
著者:高橋 和巳
出版社 : 筑摩書房
単行本 : 277ページ
発売日 : 2014/3/10
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
児童・虐待
- 感想投稿日 : 2022年9月19日
- 本棚登録日 : 2022年7月8日
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