67冊目『心臓を貫かれて 下』(マイケル・ギルモア 著、村上春樹 訳、1999年10月、文藝春秋)
死刑囚ゲイリー・ギルモアの実弟が描き出す呪われた一族の年代記、ここに完結。ページ数・内容ともに凄まじいボリュームの力作である。
「家族」の素晴らしさを説く物語が世間に溢れかえっているが、それが孕んでいる恐怖の側面を決して無視してはいけないことを本書は教えてくれる。
「いつもそこには父親なるものがいる(There will always be a father)」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2023年6月16日
- 読了日 : 2023年6月16日
- 本棚登録日 : 2023年5月22日
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