富士学校まめたん研究分室 (ハヤカワ文庫 JA シ 4-2)

著者 :
  • 早川書房 (2013年10月25日発売)
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感想 : 41
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なんだろう。
独りよがりのめんどくさい女子のラブコメかと。いや、年齢が30だからめんどくさいのか。これが、10代ならラブコメですよ。

まめたんは、タチコマにしか思えない。大きさは、ダイブ違うけど。あ、あれだ。タチコマの後継機のほうだ。
やっぱり、大きさは全然違うけど。

近未来の日本が舞台。アジア情勢ってこうなるのかなぁ、と思わせるシーンも多々あり。
一番真に迫ってるなと思ったのは、反日・反韓感情ね。

最終的に、殺伐とした社会への第一歩を踏み出す未来になるんですが。まめたんの存在(名前の愛らしさで、兵器である恐怖感を減らす)と、ラブコメの結実で、悲壮感は少ないかな。

自動操縦のまめたんの進撃は、兵器である存在意義を存分に発揮してます。怖いですね。
ピエロの怖さ。表情は笑ってるけど、目の奥は無感情みたいなピエロの怖さ。

でも、SFというよりはラブコメの印象になるかな。
一人称だからかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年10月31日
読了日 : 2013年10月31日
本棚登録日 : 2013年10月31日

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