歴史改変モノとタイムトラベルモノ、J.P.ホーガンが2つを組み合わせて描いたら面白いに決まってる!
歴史改変小説の名作「高い城の男」(フィリップ.K.ディック)のディストピアを受け入れるしかない、という展開と比較すると、ホーガン特有の希望の持てる、楽観的なストーリー展開で安心して読みすすめることができた。
史実とフィクションをうまく融合していて、歴史好きの人にも好まれる作り込みだったと思う。
自身の名作「未来からのホットライン」では否定されていた、並列宇宙が肯定されている点もとても興味深い。
(ただし、別宇宙を説明する際に両作とも「時間線」という共通の言葉で表現されている点はニヤリとさせる)
少々長く感じたが、全体的に楽しめた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年4月19日
- 読了日 : 2021年4月19日
- 本棚登録日 : 2021年4月19日
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