プロテウス・オペレーション (ハヤカワ文庫 SF ホ 1-5)

  • 早川書房 (2010年7月10日発売)
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本棚登録 : 229
感想 : 13
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歴史改変モノとタイムトラベルモノ、J.P.ホーガンが2つを組み合わせて描いたら面白いに決まってる!
歴史改変小説の名作「高い城の男」(フィリップ.K.ディック)のディストピアを受け入れるしかない、という展開と比較すると、ホーガン特有の希望の持てる、楽観的なストーリー展開で安心して読みすすめることができた。
史実とフィクションをうまく融合していて、歴史好きの人にも好まれる作り込みだったと思う。
自身の名作「未来からのホットライン」では否定されていた、並列宇宙が肯定されている点もとても興味深い。
(ただし、別宇宙を説明する際に両作とも「時間線」という共通の言葉で表現されている点はニヤリとさせる)
少々長く感じたが、全体的に楽しめた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月19日
読了日 : 2021年4月19日
本棚登録日 : 2021年4月19日

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