とても面白かった。
本格ミステリーはあまり読まないのだけれど、やっぱり面白いですねー。一度スイッチが入ると止まらなくなるし、仕事中もあー早く続きが読みたい!と禁断症状が出てきてしまいますw
死刑制度について深く考えさせられる物語でした。
いつ訪れるか分からない刑の執行に毎日怯える死刑囚の恐怖、そして刑の執行に直接携わらなければならない刑務官の葛藤の描写が凄まじい。
刑務官の南郷と、傷害致死の罪で服役し仮出所中の三上がある死刑囚の冤罪を晴らすために手を組んで調査をするのですが、二人の心の声を聞いていると、死刑と殺人の違いは何なのだろう?と分からなくなってきます。
そして、被害者家族、加害者家族の苦しみも痛いほど伝わってきます。
プラス何度も起こるどんでん返し。怒濤の展開。エンタメとしても最高です!
ほっこりする読書も大好きだけど、こういう読書もやっぱり大好物だぁ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年8月9日
- 読了日 : 2023年8月9日
- 本棚登録日 : 2023年8月9日
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コメント 2件
Kの本棚さんのコメント
2023/08/12
こっとんさんのコメント
2023/08/12