13階段 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年8月10日発売)
4.07
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本棚登録 : 14196
感想 : 1601
5

とても面白かった。
本格ミステリーはあまり読まないのだけれど、やっぱり面白いですねー。一度スイッチが入ると止まらなくなるし、仕事中もあー早く続きが読みたい!と禁断症状が出てきてしまいますw
死刑制度について深く考えさせられる物語でした。
いつ訪れるか分からない刑の執行に毎日怯える死刑囚の恐怖、そして刑の執行に直接携わらなければならない刑務官の葛藤の描写が凄まじい。
刑務官の南郷と、傷害致死の罪で服役し仮出所中の三上がある死刑囚の冤罪を晴らすために手を組んで調査をするのですが、二人の心の声を聞いていると、死刑と殺人の違いは何なのだろう?と分からなくなってきます。
そして、被害者家族、加害者家族の苦しみも痛いほど伝わってきます。
プラス何度も起こるどんでん返し。怒濤の展開。エンタメとしても最高です!
ほっこりする読書も大好きだけど、こういう読書もやっぱり大好物だぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月9日
読了日 : 2023年8月9日
本棚登録日 : 2023年8月9日

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コメント 2件

Kの本棚さんのコメント
2023/08/12

こっとんさん(^^)
こんにちは。いつも私の知らない本をたくさん読んでらっしゃって、感想を拝見しながら、すごいなあ、私も読んでみたい本がたくさんある!と思っていました。
13階段は珍しく(?)私も読んだことのある本で、高野和明さんの緻密な文章と設定に引き込まれますよね。死刑制度について、こんなに考えることはなかったので、私にとっても印象深い一冊でした。
自分も読んだことのある本をまた違う角度から感想を読むのも面白いなあと思いました!
またいろいろと本の世界を共有できたら嬉しいです!

こっとんさんのコメント
2023/08/12

Kの本棚さん、こんばんは♪
重厚なミステリーを読んだのは久しぶりの私。
その一冊がKの本棚さんと共通の本だったとは嬉しいです!
Kの本棚さんとの共通本は、私のお気に入りの本が多くて、それもまた嬉しい!
Kの本棚さんのレビューはいつも「うんうん、わかる!」と思いながら読ませていただいてます。
これからもどうぞよろしくお願いしますね♪

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