怒涛のレーヴィ第三弾。
大戦。アウシュヴィッツ。そして「書くこと」。
「悲惨な」体験であったアウシュヴィッツを「悲惨な」という言葉の中に閉じ込めないようにするには、血の滲む努力と自制心が必要だろう。それをレーヴィは『アウシュヴィッツは終わらない』と本書の中で成し遂げている。単なるセンチメンタリズムではない、本当の記録文学がここにある。
読書状況:読み終わった
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ふかくへ
- 感想投稿日 : 2015年7月18日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2015年7月15日
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