2007年10月21日読了。
どっちの少年が主人公なんだろうと思う。優等生の永見明帆と、独特な声の柏木陽。明帆が、あまり好きでないけど陽の声に惹かれるシーンが多々ある。明帆と付き合っていた陽の幼馴染、藍子。その友人、陽に憧れる絵美は「声が好き」と言った。なので福音の少年とは陽のことで、良い声を持つ、といった意味に取ってたのだけど、【福音】=喜ばしい知らせ らしい。とはいえこの話の中で実際あまり喜ばしいことはなかったんだけど。
今まで、透明で純粋な少年少女たちのイメージがあさの作品にはあった。だが今回のはかなり違ってる。事件があり、事故があり、いろいろ大変な話、見たくないシーンいっぱい。なのに読み続けてしまったのは、やはりこの少年たちが気になるから。
主人公はふたり、という解釈で良いのかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
novel
- 感想投稿日 : 2015年6月20日
- 読了日 : 2007年10月21日
- 本棚登録日 : 2015年6月20日
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