どんどん橋、落ちた (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2002年10月4日発売)
3.17
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本棚登録 : 2701
感想 : 278
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最初の2話は面白かったし、確かに映像化できない叙述トリック。でも3話目からだんだんキツくなってきて、4話目はこれでもかの不幸の仕打ちになんかやり過ぎな気がして、ファンタジー要素というか「あちら」「こちら」という無理な設定もちょっと…。5話目は犯人が分かってしまったけど、名前言わないとダメとかそこまで必要だったのだろうか?
途中途中ある、ミステリー書く上での掟みたいなのがしつこくなってきて、そんな何度も要らないと思ってしまった。単純な犯人当ての短編で良かったのに…
あと、終わり方も難しいや。

全体を通して、動物虐待ものはやはり辛い。
途中出てきたU山さん、迷路館ではちょっとカッコよく書かれてるのに、実在の彼はこんな感じなのガッカリ(これも物語上の演出だとは思うけどw)
「安くで」って方言なのか。意味分からなくて調べた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月6日
読了日 : 2023年1月6日
本棚登録日 : 2022年12月14日

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