どんどん橋、落ちた (講談社文庫)

  • 講談社 (2002年10月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784062735728

みんなの感想まとめ

多様な難事件が織りなす連作短編集で、読者は思わず挑戦したくなる犯人当てに引き込まれます。舞台は昔話のような設定で、事件が展開され、挑戦状を経て解決へと導かれます。各短編は、読者が推理を試みる楽しさを提...

感想・レビュー・書評

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  • 犯人当て短編集(挑戦状付)
    昔話のような舞台設定で起きる事件パート後
    挑戦状を経て解決編
    冒頭からそんなんありかい!と突っ込みたくなるものの、だって説明しましたよねと登場人物からしっかり釘を刺される
    短編なのでさくさく読める上、1編目を読んだ後「このやろ!」と謎を解こうと頑張ったがまたまた見事に だって説明しましたよねと2度刺される
    そういう読み物だと思えばそれだけなのだが、そう読者を思わせるようにコロコロ転がさせる綾辻さんはさすが。
    やっとこ解けそうなレベルの話が出てくるが最後に手を振りながら「やあ、わかったぞ伏線まで見抜いた」とニコニコ近寄り握手をしようとしたところバックドロップをくらう
    トリックとか話以前に、レベル設定がお見事すぎる
    うーんすごい

  • 連作短編集です。
    犯人当てのお話ですが、ちょっと難しいかと思いました。漢字一つで違う考えに至る様は、作者の思い通りでしょう。
    騙されまくりでした。


    無理、無理……。犯人を当てるなんて!
    全神経を集中して推理しても、犯人を決められない究極の中短編集

    ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。崩落した〔どんどん橋〕の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?
    表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずの“あの一家”に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、5つの超難問“犯人当て”作品集。

  • 読みやすい五話の短編集。第五話の意外な犯人は、犯人当てが簡単でした。その他の話もユニークな内容で、全体的にあっさりしてました。

  • コミックタッチの「犯人当て短編作品集」。なのだが、侮るなかれ。5作品の内、最後の2作品はかなり良い。特に、「意外な犯人」はおそらく推理小説ファンなら解決編を読まなくても犯人にたどり着けるが、その後さらに意外な一捻りがある。
    コミックタッチに思えるのは、登場人物たちが古今東西の推理作家の名前を拝借しているからなのだが、推理小説のルール(ノックスの十戒、ヴァン・ダインの二十則)は意識的に堅持されている。本書の登場人物の名前を拝借されている我孫子武丸氏、法月綸太郎氏とは仲良しらしい。
    そこで、過去に読んだ3人の著書の個人的評価を備忘録として書いておく。
    まず、綾辻行人。(5点満点で評価)
    4点「十角館の殺人」「時計館の殺人」
    3点「霧越邸殺人事件」「本作」
    2点「水車館の殺人」
    1点「迷路館の殺人」「緋色の囁き」「黄昏の囁き」「最後の記憶」
    法月綸太郎。
    3点「一の悲劇」「ふたたび赤い悪夢」
    2点「頼子のために」
    1点「生首に聞いてみろ」
    我孫子武丸。確か、もう少し読んでいたはずだが…
    1点「殺伐にいたる病」
    ちなみに、5点満点の本格推理小説は、以下の4冊。
    島田荘司「占星術殺人事件」「奇想、天を動かす」
    泡坂妻夫「乱れからくり」
    岡嶋二人「焦げ茶色のパステル」

  • 主に叙述ミステリーで、実験的な話を連発してくるのが楽しい。叙述ではなかったが、こんな話載せて怒られないのか……という話も。

  • 短編集。
    読んだのは……図書館だったかな?

  • 読者への挑戦状が盛り込まれた短編集。
    全くもって分かりませんでしたが、そのトリックは、全て面白いものでした。
    しっかり本格ミステリィだったのかもしれません。

  • 犯人当てを楽しむ小説。論理立てて突き詰めていく様は気持ちよかった。
    重い暗いミステリー読んだあとに軽めのものを読みたいときにオススメです。

  • 短編五話から成る短編集。
    4.5話の話はトリックがわかったけれど、1〜3話は騙された。
    1〜3のうち、個人的には2話のトリックはあまりスッキリしなかったけれど、見破ることは難しいトリックばかりだと思う。
    叙述トリックがあるとわかっていても騙されてしまい、さすが綾辻さんの作品だと感じた。

  • 超ご無沙汰の綾辻さん。
    高校生の頃「新本格」にハマって濫読してた頃に何冊か手にとって以来。実は当時も作風があまり合わず、多作な作家さんにも関わらず2〜3冊読んだか読まないか。でも今回、食わず嫌いをなんとか克服しようとトライしてみた次第。

    でもちょっと変化球を選びすぎたみたい。
    犯人当てのゲーム性と短編集ということでさっと読めると思ったけど、1話目からキツかったー。
    犯人当てという構成の特性から、事件のあらましや周囲の状況の説明が多くてまだるっこしいこと。

    結果、読み終わった、と言ってもかなりの飛ばし読み。それで★1は酷いような気もしたけど、犯人当てと言っても屁理屈、詭弁で強引にこじつけたものだし、伊園家の話は元ネタがちらついて読みにくくてミステリーとしての面白さを感じることはできなかったので…うん、やっぱり私の感想は★1でいいです。

    綾辻さん、私がたまたま合わないのを引き当ててるだけなのかなー。
    一冊でいい、綾辻行人面白い!っていうのを読みたいなー。

  • フーダニットのミステリーであってあまりハマらなかった。最初の3話まではまだ楽しめたが、登場人物像や設定が読みにくく、4、5話目は話が入ってこなかった。

  • 5編からなる「犯人当て」作品集。

    作家・綾辻行人のもとにU君が原稿を持ち込む。題名は「どんどん橋、落ちた」。
    犯人当てに挑む綾辻先生。結果は?

    どの話にもあっと驚くネタが仕込まれていた。
    「伊園家の崩壊」にはつい笑ってしまった。

  • K図書館
    5編からなる短編、犯人あて
    犯人あてゲームが好きな人はアリバイの有無を見つけたりして楽しいかも

    順番通りにお読みくださいとある
    何か裏があるのか?と思ったが特になかった
    ちょっと不発だった

    《目次》
    どんどん橋、落ちた
    ぼうぼう森、燃えた
    フェラーリは見ていた
    伊園家の崩壊
    意外な犯人

  • 綾辻行人のミステリ中短篇集『どんどん橋、落ちた(英題:Dondon Bridge Is Falling Down)』を読みました。
    綾辻行人の作品は、2年半くらい前に読んだ『黒猫館の殺人 <新装改訂版>』以来なので久し振りですね。

    -----story-------------
    無理、無理……。犯人を当てるなんて!
    全神経を集中して推理しても、犯人を決められない究極の中短編集

    ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。
    崩落した〔どんどん橋〕の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?
    表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずの“あの一家”に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、5つの超難問“犯人当て”作品集。
    -----------------------

    1992年(平成4年)6月号から1999年(平成11年)に発表されたフーダニット(犯人当て)の中短篇5作品が収録されています… 綾辻行人の作品は館シリーズしか読んだことがなかったので愉しみですね。

     ■第一話 どんどん橋、落ちた
     ■第二話 ぼうぼう森、燃えた
     ■第三話 フェラーリは見ていた
     ■第四話 伊園家の崩壊
     ■第五話 意外な犯人
     ■文庫版あとがき
     ■解説 篠原美也子

    ミスター新本格・綾辻行人が読者に挑戦する究極のフーダニット! 奥深い“本格の魔道”へようこそ! 究極のフーダニットか、袋小路への道標か、、、

    ミステリ作家・綾辻行人のもとに持ち込まれる難事件の数々! 落ちた〔どんどん橋〕の向こう側で、燃える〈ぼうぼう森〉の中で、殺人はいかにして行なわれたのか?(『どんどん橋、落ちた』、『ぼうぼう森、燃えた』) “明るく平和な”あの一家を次々と不幸が襲い、ついに最悪の犠牲者が!(『伊園家の崩壊』) ほか、全5篇… 勃発する難事件の”犯人”は誰か? 超絶技巧がちりばめられた5つの超難問に挑め! 

    読者の嗜好によって評価が大きく分かれる作品でしょうねー バカバカしいと呆れる読者も多いと思いますが、私は好きですね… 面白かった、、、

    特に『どんどん橋、落ちた』、『ぼうぼう森、燃えた』はねー 犯"人"当てじゃないですからね… 『フェラーリは見ていた』も気持ちよく騙されましたね、フェラーリと言えば、やっぱフェラーリしか思い浮かばないですからね。

    ネタバレになるから内容に触れられないのが残念! 先入観というか、思い込みというか… 最近よく使う言葉だとアンコンシャス・バイアスにも通じる内容でした、、、

    気持ちよく騙される… 叙述トリックの極みとも言える作品ですね。

  • 最初の2話は面白かったし、確かに映像化できない叙述トリック。でも3話目からだんだんキツくなってきて、4話目はこれでもかの不幸の仕打ちになんかやり過ぎな気がして、ファンタジー要素というか「あちら」「こちら」という無理な設定もちょっと…。5話目は犯人が分かってしまったけど、名前言わないとダメとかそこまで必要だったのだろうか?
    途中途中ある、ミステリー書く上での掟みたいなのがしつこくなってきて、そんな何度も要らないと思ってしまった。単純な犯人当ての短編で良かったのに…
    あと、終わり方も難しいや。

    全体を通して、動物虐待ものはやはり辛い。
    途中出てきたU山さん、迷路館ではちょっとカッコよく書かれてるのに、実在の彼はこんな感じなのガッカリ(これも物語上の演出だとは思うけどw)
    「安くで」って方言なのか。意味分からなくて調べた。

  • 犯人当てミステリーの短編集
    「どんどん橋、落ちた」は面白かったが
    あとは先生の内輪的な作品、という感じがした
    結局U君って何者なの?とモヤモヤした気持ちが残った
    サザエさんものは、新堂冬樹先生も似たようなのを書いていたので、作家さんたちは皆、磯野家の闇を書きたいのかな、と思った(笑)

  • ある年の大晦日、締め切りに追われる作家綾辻の家を訪ねる者があった。その人物が提示する犯人あてのミステリー。

    んー。
    叙述トリックってやつでしょうか。
    謎解きそのものは、とりあえず置いといて。
    作中の綾辻さんがとっても奇譚的な綾辻さんなんです。
    なので、謎解きそのものよりも、趣向やなんかを面白がって読みました。
    でも、奇譚の「わたし」って好きじゃないんですよね、いつもぼーっとしていて、めまいして、何でも忘れて・・。
    ってことで、とてもビミョーな感じで読み終えました。
    ミステリ研って存在してるんですね。
    お話の中だけのものだと思ってました。

  • どんどん橋、落ちた
    ぼうぼう森、燃えた
    フェラーリは見ていた
    伊園家の崩壊
    意外な犯人

    ある夜、突然やってきたU君。
    この物語の犯人はわかりますか?

    犯人当ての短編集。
    うーん、物語重視の私はトリックと犯人がわかるだけのゲームみたいなものは苦手だった。
    それにどれも早々にわかってしまうし。
    登場人物の名前にけっこう影響されちゃうんだな、小説って。
    伊園家もこれ、伊園さんにする理由がよくわからなかったし。
    このごろ日曜日のあの番組、誤魔化すために嘘を重ねていくことが多くて子供と観るのが辛くなってるんだけど。
    それでもこの内容はどす黒くてどんな恨みが?
    ご本人のあとがきと篠原美也子さんの解説でそういうことか、とちょっと納得したかな。
    それにしても、U君はいったい誰なのー?
    わからないの私だけ?

  • 「どんどん橋、落ちた」
    突き落としたのは。
    読者を欺く言葉を使っていた事に違和感を抱いたとしても、まさか回答がこうなるとは予想できないだろう。

    「ぼうぼう森、燃えた」
    最期に襲ったのは。
    説明されれば理解は出来るが、物語として納得できるかと問われたら少し作者の書き方に違和感を感じるな。

    「フェラーリは見ていた」
    紛らわしい名前に。
    固有名詞が何に付けられたものなのか把握してなかったからこそ、推理は迷走し真実から遠のいたのだろう。

    「伊園家の崩壊」
    死んでゆく家族は。
    どこか一つでもピースが外れていたら、狂うことなく平穏な暮らしを手に入れることが出来ていただろうに。

    「意外な犯人」
    短いドラマの中で。
    犯行に対して動機が存在しないのであれば、誰が犯人なのか考える際に困ることは多いが予想外にはなるな。

  • ミステリーの短編集。
    長編じゃないので、隙間時間に読みやすい。
    途中出てくる磯野家モチーフの話は重すぎて、今後彼らをテレビ等で見たときにはこの話が頭をよぎりそう笑

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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