頼子のために (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1993年5月6日発売)
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本棚登録 : 1317
感想 : 142
4

最近では一番早く読めたかもしれない。手記パートの悲壮感、中盤の捜査パートのワクワク感、そしてクライマックスで明らかにされる真相に振り回され事故のアレで泣かされたかと思ったら本当に最後の最後にとんでもないものぶつけられて完全に黙らされました。密閉教室に近い語り口がまた良くて。再調査のアップルパイのくだりとかバンド少年との会話とか上手いのか何なのかすげえ読んでて楽しい。そんで最後にヒヤッとする真相を頭からぶっかけられるの。こいつはえれえもの読んだなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2015年12月13日
読了日 : 2015年11月13日
本棚登録日 : 2015年12月13日

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