篠田節子さんの、事態がだんだん収集のつかない状態に陥って行くパターン。不思議な両生類への愛情が先日読んだ「アクアリウム」と少しかぶる部分がある。
私は両生類より爬虫類が好き。
ジュラシックパークにでてきた小さな恐竜コンプソグナトゥスが襲ってくるイメージが浮かんだ。
昔、フィリピンのセブ島で宿泊したホテルが、周りを高い冊で囲まれていて、門のところに銃を構えた守衛がいた光景を思い出しました。リゾートはもともとの現地の生活から切り離されているんですね。
物語の設定、起承転結のバランス、最終的なオチ、どれも素晴らしいもので満足でした。
篠田さんは環境問題に関心があるのかしら?
これもまた主人公の男性視点のお話でした。
あっけない感じもしたけれど、さらっと面白かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年10月22日
- 読了日 : 2016年10月22日
- 本棚登録日 : 2016年10月22日
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