「助けて」が言えない 子ども編

著者 :
  • 日本評論社 (2023年7月5日発売)
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【書誌】
『「助けて」が言えない 子ども編』
定価:税込 1,870円(本体価格 1,700円)
発刊年月 2023.07(上旬)
ISBN 978-4-535-56424-4
判型 四六判
ページ数 272
ジャンル 臨床心理
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/9089.html

【目次】
 【パート1】「助けて」が言えない子どもたちにどうかかわるか――支援者へのメッセージ
1. 大人は子どもの「助けて」を受け止められているか?――「SOSの出し方教育」の中で見えてきたこと:髙橋聡美
2. 「助けて」の代わりに自分を傷つけてしまう心理――「自分でなんとかしなくては」から「言葉にならないままつながれる」への転換:山口有紗
3. 子どもたちは、なぜ教室で「助けて」と言えないのか:川上康則
4. 「助けて」と言えずに不登校を続ける子どもたち:岡崎 勝
5. ゲームに没頭する子どもの「助けて」と言えない心理:佐久間寛之
6. 家族を介護する子どもたちが「助けて」と言えない心理:村上靖彦
7. 家族の〈叱る依存〉で無力化されてしまう子どもの心理:村中直人
8. 死ぬのが怖いのに「助けて」と言えない心理――子どもが最期までその子らしく生きるために:菊地祐子
9. 社会とつながりたいのにつながれない――少年院出院者に対する支援:仲野由佳理
10. 「助けて」と言ったら助かる社会に――社会的養護のもとで育った若者たちの「声」:永野咲

 【パート2】「助けて」が言えないあなたへ――当事者へのメッセージ
1. 誰も信用できないから「助けて」と言えない――孤立無援をどうサバイバルするか:風間暁
2. 自分を傷つけたい・消えたい・死にたいのに「助けて」と言えない:勝又陽太郎
3. つらい記憶が頭から離れないのに「助けて」と言えない:新井陽子
4. 「助けて」という気持ちをクスリと――緒に飲み込んでしまう:嶋根卓也
5. 大人はわかってくれない――大好きなものを理解してもらえないあなたへ:佐々木チワワ
6. SOSは届いているのか――学校でのいじめや理不尽な指導に苦しむあなたへ:渋井哲也
7. 部活をするのは何のため?――「これって体罰かも」と感じながら、身動きがとれないあなたへ:為末大
8. いじめを受けているけれど「助けて」と言えないあなたへ:荻上チキ
9. 宗教二世として苦しむあなたへ:横道 誠
10. 学校とも家とも違う居場所がほしい――フリースクールってどんな場所?:前北 海
11. 生まれてこなければよかったと思っているあなたへ――セクシュアルマイノリティの子どもへの“手紙”:新田慎一郎
12. 親が病気なのは自分のせい?:プルスアルハ

 【座談会】子どもの自殺を防ぐために、私たちにできること:坪井節子・生越照幸・松本俊彦

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 36X.現代社会の問題
感想投稿日 : 2023年6月2日
本棚登録日 : 2023年6月2日

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