天才たちの科学史―発見にかくされた虚像と実像 (平凡社新書)

著者 :
  • 平凡社 (2011年5月14日発売)
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感想 : 11
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1933年生まれの著者による、有名科学者のエピソードも紹介する一般向けの科学史。

【気になった箇所】
・五章。ダーウィンをDisりラマルクを上げる著者の見解が問題に思える。門外漢の私には学説の部分は自信をもって判断できないが、意見を(本書のように)我田引水気味にさしこむことには納得できない。
・学生の質とゆとり……この教育談義ははっきりと根拠が弱い。


【目次】
第1章 天体運行の謎を解いたケプラーの生涯――三十年戦争を生き抜いた不屈の意志
第2章 物体運動の秘密を明らかにしたガリレオの素顔――名声と富を求めつづけた生涯
第3章 万有引力の発見者、ニュートンの虚像と実像――歴史的発見を二十年間も公表しない不思議
第4章 断頭台に消えた、近代化学の創始者ラボアジエ-文豪の戯曲に取り上げられた悲劇
第5章 巨人ラマルクと凡庸なダーウィン――「進化論」確立の裏面史
第6章 遺伝の法則の発見者、メンデルの孤高の生涯死――後、二十数年たって再発見された偉大な法則
第7章 ナポレオン三世をめぐる科学者たち――科学者の活動を擁護した君主と、科学の発展

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 401.科学理論・科学哲学
感想投稿日 : 2015年2月11日
読了日 : 2013年2月11日
本棚登録日 : 2015年2月11日

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