万博とストリップ ―知られざる二十世紀文化史 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2000年1月18日発売)
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本棚登録 : 81
感想 : 10
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youtubeに1939年ニューヨーク万博のストリップ動画がupさててて、ずっと気になってたところに、解説の様な本現る!
万博の示す工業的商業てきな未来が現実になったように、
女の裸も、珍しくない存在になってゆく過程が理解できた。

当然ながらドコの国でも官憲との戦いによって勝ち取ってきた歴史で、あらゆる分野に応用できそうな気がする。

しかし、明治期に入ってきたジュディーオング的なるもにたいする日本の報道が官憲側の代弁で、日本はいつでも日本だなと思わせる。


また、章の長さや、前フリ後ふりの回収、繰り返しなどが上手く。
なかなか読むのが楽だった。さすが作家だ。
ただし、そのために、時系列順ではなく、キャッチーな順に記載されているため、どうしても時系列がアタマに入らないのが。
ちゃんと、時系列のまとめも書いてあるのに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人類学
感想投稿日 : 2017年10月31日
読了日 : 2017年10月31日
本棚登録日 : 2017年10月31日

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