この作品にはレイプも動物殺害も含まれているので、苦手な人は本当に読まないほうがいい…
リスベットの言ったように、なぜかこの世界は、加害者の立場を理解しようとする。
けど所詮、情状酌量の余地もないただのクソ野郎でしかなくて、育ってきた環境がどんなに劣悪であれ、そうなるのを選んだのはそいつだ。
リスベットがこの作品にいることが、読者には救いな気がした。
それにしても、ミカエルのヒロインっぷりと、ヒロインを助けに来たときのリスベットの発言には笑った。
うーん、、すっきりはしたんだけども、それでよかったのかなあとも感じる。
生きてる人間と、死んでる人間に対する扱いの差。
多いほうをとる数の理論。
難しいなあと思うけど、でも一番に考えられるべきは被害者であって、被害者や遺族は何があったのか知りたい人だっているだろうし、そこに伝えないのはやっぱり罪じゃないかなあ。
然るべき補償を とは言ったものの、実際に誰が行ったのかってことは恐らく伝えないんだろうし……
理解できない女性や思い通りにならない女性に対して、すぐ「売女」って言うのやめろ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月5日
- 読了日 : 2022年3月5日
- 本棚登録日 : 2022年3月4日
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