迷路館の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1992年9月3日発売)
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本棚登録 : 3666
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自宅本。再読。老探偵小説作家が自殺し、その遺産相続を争う、若手作家同士の競作合戦が宣言され、その過程で連続殺人が、、、クローズドサークルの典型。デスゲームの雰囲気もあるので、現代作家への影響は、十角館より強いのでは。

館シリーズに共通してますが、ザ・叙述トリックと言った作品です。これは断片的にしか話を覚えていなかったので、エピローグを読むまではいまいちだなぁと思っていましたが、なかなか捻りがあってよい。首切りの論理(どうして血痕を隠したのか)については、なんとなく、今の世知辛い世の中では、書きにくいかなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 推理小説
感想投稿日 : 2020年5月10日
読了日 : 2020年5月10日
本棚登録日 : 2020年5月10日

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