ベッキーさんシリーズの一作目。雰囲気が素晴らしく、華族の文化や、昭和前半の銀座のリアルな空気感などが伝わってくる。逆流して読んでしまったのだが、本作は人も死ぬし、ミステリらしさが多少感じられる。
街の灯で、登場人物の1人がチャップリンの街の灯の結末を見て自分なりの解釈を語る場面が、兎に角素晴らしい。ミステリ的には動機の解明になるのかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
推理小説
- 感想投稿日 : 2020年2月1日
- 読了日 : 2020年2月1日
- 本棚登録日 : 2020年2月1日
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