ティッピング・ポイント: いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

  • 飛鳥新社 (2000年2月1日発売)
3.62
  • (44)
  • (48)
  • (96)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 689
感想 : 78
4

「新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く」を読んで面白かったので、複雑系ネットワーク的な考えを、マーケティングとか、組織変革とか、ビジネス「実務」に応用できないかな、という観点で読んでみた。

複雑系においては、初期値のちょっとした違いが大きな違いを生んだり、臨界点近くのほんの些細な出来事が大事件に発展したりするといわれるわけだけど、この本は、その辺のメカニズムを、どういう種類の人たちが、どういう状況でかかわっているのか、といったことを、かなり具体的なレベルで説明してくれるので、相当の説得力がある。

が、仮にこの本に書かれている事が、本当だとしても、やっぱり、意図して小さな変化で大きな変化を生み出すのは至難のわざだという気がする。なかなか実務的な実用のレベルにはならないかなー。ヒントとか、気をつけるポイントは発見はいろいろあるけどね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年5月3日
読了日 : 2007年6月23日
本棚登録日 : 2017年5月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする