香りをテーマに前作の続きの物語が展開する。今度の家事手伝いは衝動的に暴力を振るってしまう満。一香も繊細だったが、満もまた繊細だ。
匂い立つような文章表現に耽美さ、官能さを感じることもあり、反面清々しさや瑞々しさも感じる千早茜さんの技術は素晴らしい。
香りは感情や記憶を刺激することは多くの人が共感でき、自分の匂いは内面から醸し出されてしまっていることを知る。だからこそ、良い匂いでいるために内面から健やかであるようにしたい。
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- 感想投稿日 : 2024年1月3日
- 読了日 : 2024年1月3日
- 本棚登録日 : 2024年1月3日
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