わたしが明日殺されたら

  • 徳間書店 (2011年5月21日発売)
4.39
  • (11)
  • (10)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 76
感想 : 14
4

私より10歳年下の著者は、アフガニスタンの国会議員で、次期大統領候補と紹介されている。男尊女卑の社会に生まれ、しかもソ連侵攻、反ソ連のゲリラ戦、ゲリラ同士の争いの中でのタリバン勢力の台頭など、不安定な政情の中で過酷な運命をたどる。同時多発テロ後の米軍によるタリバン勢力の駆逐により、彼女に政治への道が開かれるが、公然とタリバンを否定する著者は絶えず命を狙われており、それが本の題名になっている。アフガニスタンの歴史や人々の思想や生き方を知ることもでき、興味深い話が多い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年9月17日
読了日 : 2011年9月17日
本棚登録日 : 2011年9月17日

みんなの感想をみる

ツイートする