38年勤めた広告会社の常務執行役員を退職した男のやるせない日常を描いたもの。会社のお偉いさんから無職のおじさんへ変わった途端に、仕事絡みの付き合いがぶつぶつと切れてゆく様はある程度リアル。しかし、娘や妻が出て行ったり、デートクラブの女性に片想いしたりして筋書きに抑揚をつけているが、現実離れしたドタバタコメディーのようだ。テーマは良いのだが。
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- 感想投稿日 : 2021年10月30日
- 読了日 : 2021年10月30日
- 本棚登録日 : 2021年10月30日
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