野村胡堂が、盛岡中、一高、東大、新聞記者、作家の各時代を通じて知遇をた人達について語る短編の随筆集。驚くほど多くの当代の一流人について機知に富んだ感想を述べており、頁を捲るのが楽しい。いわば半世紀前の上質な人気ブログを読んでいるかのようである。戦前のエリート教育機関であった旧制中学、旧制高校への郷愁も随所に感じる。中でも胡堂が自らの家族について語る話はホロリとさせられる。
読書状況:読み終わった
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嶋田から借りた。
- 感想投稿日 : 2022年4月28日
- 読了日 : 2022年4月28日
- 本棚登録日 : 2022年4月28日
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