愛してローマ夜想曲 まんが家マリナアストラル・トリップ事件 (まんが家マリナシリーズ) (コバルト文庫)
- 集英社 (1987年7月10日発売)
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感想 : 8件
古代ローマを深く美しく描いた作品。
小学生の時に読んだ際は難しくて、ただストーリーだけ追っていても楽しかったのですが
大人になってから読むとこんなに書き込んでいたのかと驚きました。
世界史に詳しくないのですが暴君ネロやアグリッピナや革命の深堀にわくわく。
藤本ひとみの、風景が目の前に広がりその場の風さえも感じられそうな細かい文章。目の前の人物のドレープが自分にも見えてくるほどの服装の描写。輝くエメラルドの瞳、輝く金髪、青い月のような銀髪、ルビーの留め具……嗚呼カミルス……
薫と同じ顔というだけでカミルスに傾きそうですがなんたって中身が良い。あんなふうに一人の女の子の為に動ける情熱を持たれたいものです。マリナ、あなたも元の世界よりこの世界に必要とされてるからこのまま永住しちゃいなよ…笑 お願い、カミルスの隣で生きて彼を幸せにしてあげて!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
藤本ひとみ
- 感想投稿日 : 2024年3月27日
- 読了日 : 2024年3月26日
- 本棚登録日 : 2024年3月16日
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