幼少時代に猟奇的殺人を犯した過去を持つ弁護士、御子柴礼司が難事件に立ち向かうリーガルサスペンス。ドンデン返しと種明かしは意外性があるが、痛快でもなければ爽快でもないし、なんといっても侘び寂びがない。捜査一課の渡瀬との対峙もはっきりしないし、被害者家族であり脳性麻痺の幹也に対する描写もタブーな気がする。謎解きは素晴らしいかもしれないが、ヒューマンドラマがないところが残念。続編は手にとらないかもしれない。
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- 感想投稿日 : 2017年10月31日
- 読了日 : 2017年10月30日
- 本棚登録日 : 2017年10月30日
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