シナリオ・プランニング――未来を描き、創造する

  • 英治出版 (2013年11月13日発売)
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■シナリオプランニング

A.未来は予測せず、想像しよう!多くの企業は、現在の延長線上に未来があると仮定した予測のもとに、戦略を策定している。だが、未来への道は直線ではなく、曲がりくねった道だ。現在の延長線上に未来を予測するのは、夜に後ろを見て車を運転するようなもの。私たちは目の前の道がどこにつながっているのかを考える方法を探すべきである。その1 つの方法が「シナリオ・プランニング」だ。

B.シナリオ・プランニングは、通常、次の6 つのステップに従って進める。
①課題を設定する:それぞれの組織、状況に応じて、課題を設定する。
②情報を収集する:課題についての情報を集め、今起きている重要なトレンドを理解する。
③未来を動かす「ドライビング・フォース(原動力)」を特定する:未来に大きな変化をもたらす可能性のある要素を特定する。
④未来を左右する「分かれ道」になるような要因を見つける:③で挙がったドライビング・フォースの中から、未来を最も左右する「分かれ道」となるような要因を2 つ特定する。
⑤シナリオを考える:④で選んだ2 つの要因を軸とする、2 × 2 のマトリクスを作る。このマトリクスの4 象限が、それぞれ異なる未来のシナリオの輪郭を表す。
⑥骨組みに肉付けし、ストーリーを描く:⑤で考えた4 つのシナリオを基に、できる限り具体的な描写で、ストーリーを描く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年3月11日
読了日 : 2014年3月12日
本棚登録日 : 2014年3月12日

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