青空文庫で読了。
100ページにもみたないので、2時間かからないくらいでした。
空襲で生きるか死ぬか、その中での一瞬が描かれた作品。
主人公の男は社会で抑圧され、世情も戦時中というなかで鬱屈したものを抱えて生きている。
周りもまっとうな人間もいれば、風俗で生計してたり不倫していたり、口喧しい人やら、その中に白痴(敢えてこう表現します)がいる日常。
主人公もたまたま白痴の女から好かれ、空襲の被害にあったが命は助かった。女も疲れて隣で寝ている。
今を生きることで精一杯。
何ら今の時代と変わらない一瞬じゃないかと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年6月20日
- 読了日 : 2011年6月20日
- 本棚登録日 : 2011年6月20日
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