「人殺しになるくらいなら、生まれてけえへんかったらよかった」
奈良県南部の秘境の村を通る峠越えの旧道沿いで、細々と営業を続ける「ドライブインまほろば」。
ある日、憂と名乗る少年が幼い妹を連れて現れ、「夏休みが終わるまでここに置いてください」と懇願する。
一人娘を喪った過去を持つ店主の比奈子は、逡巡の末、二人を受け入れた。
だが、その夜更け、比奈子は月明かりの下で慟哭する憂に気付く。
震える肩を抱きしめる彼女に、憂は衝撃の告白をはじめた……。
ーー愛を知らずに育った者が生きる意味を問い続ける、再生の物語。
虐待とかネグレストとか腹立つけど、周囲の人が少しずつ良い人で・・・伯父さんも悪人なんだけど根は良い人で・・・最後ほっこりまとまってホッとした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月24日
- 読了日 : 2023年7月18日
- 本棚登録日 : 2023年7月14日
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