聖書の日本語: 翻訳の歴史

著者 :
  • 岩波書店 (2006年2月23日発売)
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感想 : 5

私は普段新共同訳の聖書を使っています。時々、その日本語になじまない時もあります。今回、この本を読んで、なぜなじまなかったのか、わかった気がします。特に漢語経由のことばは、「愛」を含めて、語義との乖離がとても気になっていました。聖書の翻訳の歴史を読むことによって、いかに多くの人たちがこの問題と意識的に取り組んできたか、それがおもしろかったです。
その漢語なのですが、ベースに中国語訳聖書があり、それを意識して使ったのでした。その辺の過程がとてもおもしろかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: キリスト教
感想投稿日 : 2015年11月15日
読了日 : 2015年11月15日
本棚登録日 : 2015年11月15日

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