賃労働と資本 (岩波文庫 白 124-6)

  • 岩波書店 (1981年7月16日発売)
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感想 : 32

『人新世の資本論』を読んで以来、挑戦したかったマルクス。

思っていたより幾分かは読めるものだった。

資本の追求というものは際限がなく、資本が拡大するにつれ労賃は目減りしていき労働者間の競争も激しくなる。
一方で資本の拡大は賃労働にとって好都合、つまり機械化や技術革新により安く雇って一人が十人前の生産をしてくれるようになる訳で、それで得た資本は労働者に返ってくるのではなく更に生産力・販路の拡張に使われる…という感じであろうか。



改版90刷
2021.6.3

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年6月3日
読了日 : 2021年6月3日
本棚登録日 : 2021年6月3日

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