2016年6月、読書を趣味にしようと思い立ち最初に選んだ一冊。なんでこれに決めたのかはさっぱり思い出せないが、オビに「絶好調」と入っているし目立つ良い場所に積まれていたからだろう。
8話構成。
タイトル通り『会議』がキーワードとなっており、それぞれ
第一話・定例会議
第二話・経営会議
第三話・環境会議
第四話・計数会議
第五話・編集会議
第六話・営業会議
第七話・御前会議
第八話・家族会議
といった塩梅。
いかに日本企業が会議好きかが窺い知れようというもの。8話目は単行本化に際して加筆された話との事。確かに全体のエピローグがあった方が収まりいい感じ。
この本を手に取った30歳目前時点にして「社内政治」(p234)という感覚を初めて知る。
そこから更に6年経ち、私自身も昇進を経験し、そろそろ会社員生活15年に手が届こうかという今になって、時間差で内容がしみじみと沁み渡ってきた。
この作品に’勝利者’はいない。
我が身の振り方を考えさせられた作品。
4刷
2022.7.17
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年7月17日
- 読了日 : 2016年6月12日
- 本棚登録日 : 2022年7月10日
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