シリーズ二作目。
一作目を読んでから、大分間を開けてしまったが、読み進めるうちに、すぐに前作の情景を思い出した。
連続児童誘拐事件の黒幕ジウを警察の威信にかけ追う警視庁。ジウを除く実行犯の取り調べをする中、〈新世界秩序〉という巨大な闇の存在に気付き、更なる事件の予兆に戦慄する。
人は何故、人を殺してはならないのか?社会秩序を保つためだから。果たしてそうなのか?
何故、サラリーマンはネクタイをしめるのか?皆がそうしてるから?しめている方が、身嗜みが整っているように見えるから?何の機能性もない布切れを首にまいて。実はそれはもっと違う大きな力を持つ者達のバイアスがかかっているのでは。そうすることで一部の者のみが利益を享受し、自らの位置を安全に堅固としているのでは。
そう、当たり前だと思っている事象が、実は見えざる者によってコントロールされている世界。
その事実に目覚め始めたジウチルドレンが増殖し...
次作へ。
速度感が落ちずに走り続ける誉田氏の筆力は凄まじいな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年3月2日
- 読了日 : 2022年3月2日
- 本棚登録日 : 2022年3月2日
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